1月はオススメは特になし。
天冥の標は抜群に面白いが完結してからおすすめしたい。
セルフ・クラフト・ワールド 1 (ハヤカワ文庫JA)の
感想あまり熊本弁がこなれていないというか、ちょっと聞き慣れない感じのものが多かった。セルオートマトンによる人工環境進化というのはけっこうある設定だが、それとマインクラフトをマージするテイストは悪くない。ただ、キャラや日本とかの状況がありがちすぎてちょっと興が冷める感じはした。
読了日:1月25日 著者:
芝村裕吏
楽園炎上 (創元SF文庫)の
感想ハイパーコロニーの発想は面白かったが、序盤はやや話のテンションが上がらない感じだった。ヒロインのジュブナイルとしては楽しめていた。クライマックスの展開はなかな好みでよかった。
読了日:1月8日 著者:
ロバート・チャールズ・ウィルスン
天冥の標IX PART1──ヒトであるヒトとないヒトと (ハヤカワ文庫)の
感想エランカが問うシーンの国の定義が素晴らしい。素朴な言葉で世界の奥深さを垣間見せてくれる描写は素晴らしい。1巻からの登場人物たちがそのまま大きな物語のうねりの果てに、それこそ天文学的なスケールの動きにつながっていて、ワクワクがとまらない。
読了日:1月3日 著者:
小川一水
叛逆航路 (創元SF文庫)の
感想直感的に面白く感じることはできなかったのが歯がゆい。終盤の盛り上がりやストーリーテリングでの性別や機械化・ネットワーク的知性に起因するズレは理解できるのだが、それによってそそる部分があまりなかった。作品の問題というより、自分の感性があまり研ぎ澄まされていないのが原因だと思う。
読了日:1月1日 著者:
アン・レッキー読書メーター