3月~5月に以下の本も読んだ。
ゲームウォーズ(下)(アーネスト・クライン)
終盤の悪役との対決シーンは狙っているとわかっていても笑ってしまった。主人公の親友の正体も言われてみれば納得といった感じで非常に魅力的だった。いろいろご都合主義だがそれですべて良しと思わせる魅力のある作品だと思う。
ロックイン-統合捜査-(ジョン スコルジー)
読んでいて楽しいよいエンタメサスペンスSFだった。リーダビリティがとてもよくて、すらすら読める上に、話のテンポもとてもよい。サイバネが病気や障害の克服から始まる設定はよくあるが、その比較的初期の過程をしっかり描いているのは珍しく、そのあたりも読み応えがあった。
ゼンデキ(グレッグ・イーガン)
知的な部分では楽しめたのだが、興奮するような感じの面白さまではいたらなかった。ストーリーも設定もさすがだと思うのだが、ちょっと入り込めなかった。自分が忙しくて細切れに読んでいたせいかもしれない。ちょっともったいなかったので、何年後かに再読したい。
以下は6月に読んだ本。
子の無い人生の
感想私は男性だが「負け犬の遠吠え」を面白く読めたので、この本も楽しめた。もちろん、共感できなかったり実感としてわからないところもあるが、全体としてこの理不尽な社会状況に振り回されているという点では共通している気がしている。
読了日:6月24日 著者:
酒井順子地形を楽しむ東京「暗渠」散歩の
感想随分前に購入してパラパラ読んでしたのだが、ようやく通読した。ほんとに水の流れは土地の人の生活を表していてとても面白かった。
読了日:6月17日 著者:
本田創編著マルドゥック・アノニマス 1 (ハヤカワ文庫JA)の
感想ボイルドの話をあまり楽しめなかったので、期待していたスクランブルの続編。新キャラが多いのは仕方ないが、ちょっとハードボイルドテイストが強すぎる感じもする。ちょっとバロットを大切にしすぎて、話に組み込めてないような印象を受けた。次巻以降でバロットの登場シーンが増えたら嬉しい。
読了日:6月3日 著者:
冲方丁読書メーター