料理日記/読書メーター
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2010年 11月 04日
東京・上野の国立科学博物館で開催されている「空と宇宙展」に行ってきた。
私は小学生の頃から宇宙関係のものが大好きで、 一番好きな映画は「ライトスタッフ」、 一番好きなアニメは「王立宇宙軍 オネアミスの翼」、 一番好きな漫画は「2001夜物語」 といった具合だ。 だから携帯の着メロ(滅多に鳴らない)は、「イェーガーのテーマ」だったりする。 特に宇宙開発は大好きで、「主任設計者」という言葉に憧れたりしている。 そんなわけで、「空と宇宙展」は実に楽しかった。 メインははやぶさの帰還カプセルだが、それよりも航空機を含めたエンジンやプロペラの実物や模型が非常に面白かった。 タービンとパイプに宿る美しさこそロマンだと思う。 半分近くは、昔の航空機の開発の展示で、歴史としては面白いが、それに実物のエンジンや部品の展示が加わることで、現在の技術との違いや職人芸が垣間見えてとても面白い。 航空機の技術では、ターボジェット以降にしかあまり興味はないのだが、戦前の西洋から導入した技術を日本で発展させる部分は、技術の進化史として楽しめた。 宇宙開発関係の展示は、すべてが面白くてちょっと興奮してしまった。 糸川先生のペンシルロケットに始まって、最近のHTVまでしっかり説明している。 嬉しいことに隅のほうに電気推進のコーナーまであった。 IKAROSの巨大なソーラーセイルや、はやぶさの実寸模型(ミネルバもある!)など、本当に見所がいっぱいあった。 ちょっと見学に集中しすぎていて、写真をほとんどとってなかったが、一応はやぶさの実寸模型だけでも。(あいかわらず写真が下手だが) 1枚目の写真の4つのスピーカーみたいなのが、イオンスラスタで、ここがメインの推進装置となる。 これが最終的にはどれも駄目になったのだが、上手く運用することでなんとか帰還した。 カプセルの展示は、警備はものものしいが、展示内容自体はものすごく素っ気ない。 なんの説明もなく、ヒートシールドやインスツルメントをみたら、きっと変な鍋としか思わなそうだ。 だが、目の前にある機械が、だれも行ったことがない小惑星まで、60億キロの旅をしてきたと思うと、非常に感慨深い。 ただ、はやぶさが成功したとは私は思ってない。 たしかに小惑星からのサンプルリターンという実績は素晴らしい。 ただ、当初の工学実験衛星としてのミッションを考えると、技術実験としては正常に稼働した機器が少なすぎる。 当初の見込みどおり機能した技術はほとんどなくて、神業的な運用でなんとか目標を達成した。 そのため、運用技術は非常に向上したと思うが、人工衛星の設計、製造技術はまだまだということがわかっただけである。 はやぶさが注目を集めたのは、トラブル続きだったからであり、本来設計通りの性能が出ていれば、逆にこれほど注目されなかっただろう。 だから、いずれ小惑星にいって帰ってくることが、ニュースにならないくらい当たり前の技術レベルに到達することを願っている。
by lifeforone
| 2010-11-04 00:21
| 鑑賞
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