「
ホテル・ルワンダ」
非常に重く深刻な問題をつきつけられる映画だった。
100万人の虐殺。
現代アフリカで実際にあった狂気。
一体なぜこんな悲しいことが起きるのか?
同居人と観ていろいろと一緒に憤ってしまった。
資本主義の収奪、教育レベルの低さ、民主主義の未発達、民族主義、排他主義、いろいろ原因はあると思う。
しかし今自分ができることはなにか。
目の前にある仕事や生活を果たす以上の解決策がないのが、己の無力に哀しくなる。
あまり政治的なことに立ち入りたくはないが、近隣諸国と仲良くやっていくことに否定的な人々は一度観て考えてみたほうがいいと思う。
寝ている間に銃を突きつけられるような生活を本当にしたいのかと。
ここのレビューにもあるように、私たちがやることは、個々人の生活の中で、本当の意味での博愛、寛容さをもつことではないかと思う。
隣人や家族を見捨てない、その気持ちがいかに大切かと思う。
(ただし親しい人だけが助かればいいという発想は、排他性につながるので個人的には素直に支持できない。)